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モルタル圧入時点で工事が完了となる為、短工期かつ経済的で使いながらの施工が可能です。病院や庁舎、ホテルなど耐震補強が必要であるが、休業できないような用途の建物でも稼動しながら耐震補強工事が行えます。
既存躯体の確認。
モルタルに強度が無ければ、撤去補修が必要です。
倒れ止めは、枠付鉄骨ブレースの面外への倒れを防止する目的で取付けます。この作業のみあと施工アンカー工事になります。必要に応じて、枠付鉄骨ブレースの枠材座屈防止を設置します。
摩擦抵抗機構付きの場合は、既存躯体にモルタル板を取り付けます。
※摩擦抵抗機構付きのみの手順
鉄骨工場で組立てて搬入すれば、即、揚重取り付けが可能です。
搬入スペースが無い場合や、内部に取り付ける場合は、現地で、枠付鉄骨ブレースを組み立てる事も可能です。
既存躯体との空き寸法が、4周とも50mm程度になるように設置します。
既存躯体とE-ブレースの空きに袋状繊維型枠を設置します。
この時、圧入口が下になるようにします。
無収縮モルタルをモルタルポンプで、袋状繊維型枠内に圧入します。
袋状繊維型枠から余剰水が排水され、充填が確認できたら、圧入完了です。
袋状繊維型枠に無収縮モルタルを充填し、硬化後、鉄骨シアキーと袋状繊維型枠のスキマをエポキシグラウトで充填します。
※摩擦抵抗機構付きのみの手順
意匠に合わせて、鉄骨ブレースを塗装したり、パネルでカバーします。また袋状繊維型枠を金物で囲い隠したり、あらかじめ着色する事も可能です。